ヒストリー

1989

一級建築士事務所「新保哲也アトリエ」創業

建築設計だけにとどまらず、日常生活に関わるあらゆるものをデザインしたいという考えから「アトリエ」と名付けました。

1990

ワッフルケーキの誕生

建築設計の観点から、日常生活につながる「低価格で高品質」なものづくりを行いたいとわたしたちは考えました。その構想の中で浮かんだのが創業者の新保がヨーロッパにいた頃に街中で親しんでいたワッフルでした。日本ではまだワッフルがスイーツだという馴染みが薄かったため、ワッフルケーキとネーミングしました。

1991

ワッフル・ケーキの店 1号店オープン

12月1日、阪神間の武庫之荘にあるマンションビル2階のテナントにワッフル専門店を開きました。店名は「ルネ・ラリック」。黒い箱のような外観で、洋菓子店としては異例の店構えでした。当時の菓子業界では「一品・多品種(20種類)」のコンセプトを持つ洋菓子店はまだほとんどありませんでした。

1994

ルネ・ラリックからエール・エルへ

東京・恵比寿三越での出店を機に、店名を「R.L(エール・エル)」に変更しました。「ガラス工芸作家 René Lalique(ルネ・ラリック)」から学んだ"ものづくりの精神"とともにワッフルを世界に広げていきたいと考えたわたしたちは、彼のイニシャルR.Lを、生誕の地フランスにちなんで仏語読みした「エール・エル」をブランド名としました。

1995

阪神淡路大震災

震災を受けて阪神間にあった店舗は半壊、工場も一時製造停止になりました。まわりの悲惨な状況に大きなショックを受けつつも、「こんなときこそ下を向いていてはいけない!」という想いで、店舗でのワッフルの無料提供や被災者のいる避難施設へのワッフルの差し入れなど、自分たちにできることを続けました。「ワッフルでみんなを笑顔にできる!」と、この時あらためて、ひとの生活と共に歩むわたしたちの意義を感じました。

(写真提供:神戸市)

2001

オンラインでの販売開始

インターネット通販の黎明期からオンライン販売を開始し、2002年には楽天市場にも出店しました。2年後には、楽天市場の食品ジャンル内に新設されたスイーツ部門において「ショップ・オブ・ザ・イヤー2004」スイーツ部門大賞(初代)を受賞。翌年も「ショップ・オブ・ザ・イヤー2005」スイーツ部門大賞(ダブルイヤー賞)を受賞しました。その後、2009年にはAmazon、2016年にはLINEギフトに出店し、EC市場の広がりと共に販売チャンネルの拡大を続けています。

2002

コロコロワッフルの誕生

ワッフルケーキのほかにプチシュークリームやプリンなどの販売をおこなうなかで、「やはりわたしたちの使命は美味しいワッフルを提供すること!」と感じ、原点回帰の気持ちで新たに開発した焼き菓子。それがコロコロワッフルです。

2011

冷凍技術開発開始

ワッフルの美味しさを、作り立てに近い状態でお客さまにお届けしていきたいと考え、急速冷凍の技術開発と合わせて生地やクリームの改良を開始しました。この技術はフードロスの削減にもつながると考えています。また、同じ年に起こった東日本大震災では阪神淡路大震災の経験も活かし、今すぐわたしたちにできることとして、神戸からのエールをコロコロワッフルに込めて被災地に贈りました。

2012

世界中に日本のワッフルを!

日本最大の駅である東京駅内のグランスタ東京に出店しました。そして同年、上海高島屋(中国)に海外初出店し、創業当初から描いていた世界との繋がりの第一歩を実現しました。

また、2004年4月から配布しているフリーペーパーにおいて、2012年4月号からヴィンテージの北欧食器にワッフルを盛り付けた写真の紹介をはじめました。北欧と日本における木の文化や陶芸文化の関係性はとても深く、50年以上前に北欧で誕生したヴィンテージ食器が、生活の中にある「日本のワッフル」をより魅力的にみせてくれています。

2017

リアルからWEBの強化へ

R.Lは1991年より各地に130を超える店舗を展開し、対面でのサービスを主軸としてまいりました。その上で、より進化した販売のかたちを実現するため、WEB店舗の強化にも取り組んでいます。もともと配送に適した形状であることに加え、急速冷凍技術の向上により、美味しさをそのままの状態で世界中のお客さまにお届けすることを目指してまいります。

2020

COVID-19 感染拡大

2019年からのCOVID-19の感染拡大により、世界中の人々の行動が大きく制限されました。目に見えない恐怖と不安を感じながらも、わたしたちは進むべき方向を見据えて舵を切り始めました。リモートワークのいち早い導入や、WEB店舗におけるサービス拡充に力を注いでおります。

2022

30周年を迎えて

わたしたちはこれまでにない新しい生活スタイルを手探りしながら、
新たな未来に向け、トンネルの中を進んでいます。

エール・エルはこれまで「街の店 → 百貨店 → ショッピングセンター → 駅施設」と、
人々の行動様式の変化にあわせ全国各地に出店を続けてまいりました。そして
WEB店舗を充実させることで、お客様との距離感はより近くなったと感じております。

30周年を迎え、さらにこれからも日本全国
そして世界に「日本のワッフル」の美味しさをお届けしてまいります。