エール・エルについて

エール・エルは1991年12月1日に創業したワッフル専門店です。

一級建築士事務所としてはじまったわたしたちのアトリエは、建築だけでなくインテリアや家具、食器、さらにはお皿の上の食べ物までもデザインしたいという思いから、ワッフルケーキ専門店を誕生させました。

ヨーロッパ生まれのワッフルに日本人の感性を添えて、建築デザインと同じく細部に至るまで考え抜いて創りあげたカタチ。世界から高い評価を受ける日本文化のように、エール・エルのワッフルも世界中で親しまれる「日本のワッフル」でありたいと考えます。

ブランド名について

フランス語読みで「エール・エル」と発音するブランド名は、19世紀から20世紀に活躍したフランスのガラス工芸家「René Lalique (ルネ・ラリック) 1860〜1945」に由来しています。彼は素材や技法を工夫し、芸術性が高くかつ高品質な香水瓶や食器などをある程度量産したことで低価格化を実現し、その作品は人々の日常の中に広まりました。エール・エルというブランド名には、そんな彼の精神を受け継ぐ気持ちが込められています。

コンセプトカラーについて

エール・エルのコンセプトカラーは「黒と赤」です。「赤と黒」ではありません。黒は、たとえば漆の塗り重ねの過程において、一度赤を重ねることで、色の深みが増します。黒を「本当の黒色」としてお見せするために、アクセントとしての赤は必要な色だと考えています。

ワッフルのまわりに広がる空間にも日本のデザインや感性を活かしたいと考えています。店舗の壁面に用いられている濃い墨色のような黒は、昔の日本家屋でよく見かけた黒塀のイメージを表現しています。また、商品パッケージにもこのような黒を使いました。赤い袋から黒い箱を取り出してふたを開いた時、そこに小さなワッフルが彩り豊かに並ぶ美しさを感じる瞬間。エール・エルの世界をコンパクトに体験いただきたいと考えたものです。

商品について

素材と製法にこだわってつくるエール・エルの商品は、自社工場にて製造されています(一部を除く)。オリジナルのワッフルミックス粉を使用し、毎日異なる気温や湿度の変化に気を配っているからこそ独特のしっとりふんわりとしたワッフルが焼き上がります。商品の企画・開発、製造から販売までを一貫して自社で行うことで常に質の高いワッフルを低価格にて提供することができます。また近年は急速冷凍の技術を採り入れ、作りたての美味しさを保つと共に、食に関わる企業として徹底した衛生管理で安全・安心な商品をお客さまに提供するよう努めています。